本日のプレーオフ3試合の結果
- WAS-PHI 112-129 PHI 4-1で2ndラウンドへ
- ATL-NYK 103- 89 ATL 4-1で2ndラウンドへ
- MEM-UTA 110-126 UTA 4-1で2ndラウンドへ
- DAL-LAC 105-100 DAL 3-2でリード
ソルトレイクシティーに3ポイントの雨が降る。
シリーズ3-1で2ndラウンドに王手をかけたユタジャズ。
ソルトレイクシティーに帰ってのGAME5。
GAME4でグリズリーズの猛追を振り切ったジャズがホームで1stクォーターから勢いに乗る。
口火を切ったのはエース、ドノバン・ミッチェル。開始1分15秒で最初の3Pを沈める。
そこから、コンリー、ボクダノビッチと連続で3Pが成功。
そして、ミッチェルがこの日2本目を沈めメンフィスはたまらずタイムアウト。
しかし、タイムアウトをとっても流れは切れなかった。
タイムアウト明け、ルイス・オニールがコーナーから1本、すぐ後にトップオブザキーから1本。
このあと、残り5:38でミッチェルをベンチで休ませる。
この時間帯、グリズリーズも得点を重ねるが、またもボクダノビッチが連続で3。
最後はダメ押しに途中交代で入ったニヤンが決めてこのクォーター9本の3をmade。
これは、ジャズのプレイオフにおける1クォーターあたり3ポイントmadeの記録更新となった。
（1クォーターあたりのプレイオフにおける得点数でも記録更新）
| UTA | MEM | |
| 成功数 | 16.8 | 9.5 |
| 試投数 | 40.8 | 29.8 |
| 成功率 | 41% | 32% |
そして、1クォーターラスト0.08秒。JJJがコンリーにファウル。正直3ポイントラインからも
離れた位置であり、このJJJのファウルはもったいなかった。
このラストポゼッション、コンリーがブザービーターをねじ込み27-47。
FG%は驚異の69%
※グリズリーズは52%←これも普通ならかなりいいはずなのに、ジャズが凄すぎ。
ディロン・ブルックスの憂鬱
グリズリーズの点取り屋であり、ディフェンスの要であるディロン・ブルックス。
このシリーズでも、ジャズのエースであるミッチェルや、司令塔コンリーにハードディフェンスを
仕掛け、クレバーな彼らをイライラさせてきた。
そんなブルックスだが、今日は様子がおかしい。オンボールの相手に対しては相変わらず
ハードにプレッシャーをかけていくのだが、オフボールになった時に目を切ってしまったり、
スイッチにミスが目立つ。ジャズはそんなところを見逃さない。
1Qの最後のプレー、コンリーのブザービーターも、コンリーをディフェンスしていたのは
ブルックス。スクリーンがあり、コンリーをスイッチでモラントに受け渡してペイントの
スペースを埋めにいったが、連携がうまくいかず結果コンリーがオープンショットとなっている。
止まらないミッチェル
2ndクォーター残り0.9秒で放たれたこのショットを決めてハーフで26点。
前半のミッチェルは10/13(成功率76.9%)
このショットはバランチュナスがカバーに来ていてタフショットになっているが
今日のミッチェルには全く関係なし。
このショットで1、2クォーター続けてのブザービーター。会場はお祭り騒ぎ。
51-75で折り返す。※※この時点でジャズのスターターのFG%は71%。
今日のミッチェルはシュート以上にパスのキレがすごかった。
3rd残り8:59。ミッチェルがリバウンドを処理しそこから弾丸パスで走っていた
オニールのファストブレイクをアシスト。モラント、ブルックスが戻ろうとしたが
全く追いつけず。
疲れが見えたメンフィス
今日のメンフィスはブルックスもそうだったが、全体的にディフェンスにミスが多かった。
ペイントにドライブされると、全員の目がペイントに行ってしまいキックアウトされた時に
誰も追いつけない。結果オープン3の場面を作ってしまう事で大量の3ポイントを謙譲してしまった。
そしてプレイタイム。モラント、ブルックスは今日ともに40分以上プレイしている。
これも後半のパフォーマンスが落ちた要因。
そして、最も疲れが見えたのがバランチュナス。今日はグリズリーズにセットプレイも少なく、
ユタはポンポン3を打ってくるので、このシリーズでもトランジションがかなり速い展開。
そこを端から端まで走って、リバウンドに絡んでとなるバランチュナスは3rdには足が
動かなくなっていた。
ジェンキンスHCは早い時間のタイムアウトでディフェンスの指示をもう少し徹底出来ていれば
ユタの一方的な展開も防げたかもしれない。
ユタジャズ 2ndラウンド進出
今日のゲームは、1stの出だしでほとんど決まったといえるくらい素晴らしい立ち上がりを
見せたユタジャズの圧勝。これでシリーズ4-1でユタが次のラウンドに進出。
メンフィスに、もしコンリーがいれば展開はまったく違ったかもしれない。
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