リックカーライルはクビにならない?
今日行われたGAME7でロサンゼルスクリッパーズに敗れてしまったダラスマーヴェリックス。
2008-09シーズンから指揮をとるリック・カーライルは、チームをプレイオフに9回導いたが、
ここ6回は全て1回戦で敗退。このオフは既にポートランドのテリーストッツや、オーランドの
スティーブクロフォードの退任が決まった。しかし、カーライルは来年も続投のようだ。
“He isn’t going anywhere,”
マーヴェリックスオーナー_マークキューバン
ダラスのオーナーであるマークキューバンは一点の曇りもない。
ルカドンチッチとのマックス契約
このオフシーズンにまず行うのは、ルカ・ドンチッチとの契約延長になる。
2019-20年オールNBAに選出され、おそらく今シーズンもそうなるだろうドンチッチ。
2022-23シーズンにオールNBA基準をクリアして、サラリーキャップの30%相当の5年マックス
契約の対象になる。そうなった場合のサラリー予想は下記。
- 2022-23 |$34.7M
- 2023-24 |$37.5M
- 2024-25 |$40.3M
- 2025-26 |$43.1M
- 2026-27 |$45.9M
これは、ダラスがドンチッチをフランチャイズプレイヤーとして置いておくなら当然
行うであろう契約であり、これを進めないとは考え難い。
そして、ドンチッチ本人もこの契約延長について前向きだ。

これにより、マーベリックスはドンチッチを26-27シーズンまでチームにおいておく権利を
得ることになるが、最終年にドンチッチはまだ28歳。怪我などなければ更に延長もあり得る。
ルカを中心にした時に周りに誰を固めるか
ドンチッチがフランチャイズプレイヤーである事は、LACとのシリーズを見ていても明らか。
ここからダラスが考えていくのは、フランチャイズプレイヤーのルカの周りを誰にするか?と
いう事になっていくだろう。
クリスタプス・ポルジンギス
Porzingis has been frustrated, often feeling more like an afterthought than a co-star as Doncic dominates the ball and the spotlight.
@espn_macmahon on Kristaps Porzingis
シリーズ終了後、ESPNのティムマクマホンは、ポルジンギスがドンチッチの相棒と見られて
いない事に不満をもっているとレポートしている。
今のダラスにとって、一番の悩みの種ではないだろうか。
LACとのシリーズにおいても13点/5.4リバウンド/1.3アシストというスタッツ。
ロールプレイヤーであれば平均的なスタッツで許されるかもしれないが、今のダラスに
おいて、一番の高給取り。
2020-21 | 2021-22 | 2022-23 | 2023-24 | |
Kristaps Porziņģis | $29,467,800 | $31,650,600 | $33,833,400 | $36,016,200 |
このオフ、可能であれば彼を放出して補強をしたいところだと思うが、契約の重さに
加えて、怪我が多いので引き取り手が見つからない可能性が高い。
そうなると、ポルジンギスにはオフにトレーニングをしっかり行ってもらい健康的な状態で
21-22シーズンを迎えてもらうしか手がないという事になる。
ティムハーダウェイJr.
今期の活躍目覚ましいTHJ。シリーズでもいいところで3Pを決めるなどお父さん譲りに
勝負強さが垣間見えたシリーズだった。
彼は20-21シーズンまでの契約。
優秀な6thマンであり、プレイオフでは7試合すべてにおいてスターター起用されるなど
どちらでも行ける彼は、今のダラスにとっては必要な存在だと思っている。
しかし、ダラスは彼を使い20M強のキャップスペースを作りだそうとする可能性も残されている。
これまでと同じやり方ではプレイオフの1stラウンドは越せない事がわかってしまったダラス。
このオフの動きで10-11シーズンぶりに優勝を目指すチームを構築できるか。非常に興味深い。
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